魔女は、ハロウィンでいちばん選ばれる仮装です。そしていちばん散らかりやすい仮装でもあります。
理由ははっきりしていて、何を足しても魔女に見えてしまうからです。帽子、マント、月、星、十字、鍵、クモの巣。どれも魔女に合うので、足す手が止まりません。気づくと全身が主張だらけになります。
魔女は3つの方向に分かれる
先に、自分がどの魔女なのかを決めます。ここを決めないまま小物を選ぶと、方向の違う物が混ざります。
| 王道の魔女 | 黒い帽子とマント。黒+紫。分かりやすく、写真で伝わる |
|---|---|
| かわいい魔女 | 丈の短い衣装、明るい色が混ざる。黒+オレンジや、ピンクが入ることもある |
| ゴシック寄り | レース、コルセット、十字。黒+ゴールドか黒+シルバー。大人向けに寄る |
この3つは、合うアクセサリーが違います。ゴシック寄りの衣装にかぼちゃを足すと、その1点だけ浮きます。
帽子を基準にする
魔女コスの主役は帽子です。顔のいちばん近くにあって、面積も大きい。アクセサリーは帽子に負ける位置から始まります。
だから、こう考えます。
- 帽子に飾り(リボン・大きなバックル・レース)がある → アクセサリーは小さめ・控えめに
- 帽子が無地で黒だけ → 耳元で見せてよい。揺れる物も入る
帽子と耳元の両方を主張させると、顔まわりが渋滞します。写真で見ると、どこを見ればいいか分からない画になります。
付ける場所は2か所まで
アクセサリーを付けられる場所は、実質4か所です。
- 耳(ピアス・イヤリング・イヤーカフ)
- 首(ネックレス・チョーカー)
- 手(指輪・ブレスレット)
- 帽子・髪(ヘアピン・カチューシャ)
このうち2か所までにします。3か所以上に付けると、まとまりが消えます。
おすすめは「耳+首」です。写真は上半身で撮ることが多く、手は写らないことが多いためです。手元まで作り込んでも、写真に残りません。
モチーフは1種類に絞る
魔女に合うモチーフは多いので、ここで意識して減らします。
- 月:三日月が最も使いやすい。ハロウィン以外でも使える
- 星:月と組み合わせても散らからない、数少ない例外
- 十字:ゴシック寄りに振れる。かわいい魔女には合わない
- 鍵:世界観が出る。何のモチーフか一目では伝わりにくい
- クモの巣:ハロウィン感が強い。その日だけの物になりやすい
- 宝石・水晶風:占い寄りの魔女に合う。紫と相性がいい
月と星だけは、一緒に付けても成立します。同じ夜空の物だからです。月と十字、鍵とクモの巣のような組み合わせは、別々の話が並んでいるように見えます。
色は衣装から取る
魔女の衣装は、ほぼ黒が土台です。そこに何色を足すかで印象が決まります。
| 黒 | 失敗しない。ただし衣装に沈んで見えなくなることがある |
|---|---|
| 紫 | 魔女といえばこれ。黒に乗せると衣装として見える |
| ゴールド | 大人寄り。黒+ゴールドは、仮装から離れても使える |
| シルバー | 冷たい方向。ゴシック・月のモチーフと合う |
黒い衣装に黒いアクセサリーを付けると、写真で消えます。実物では質感の差で見えていても、写真では同じ黒の塊になります。写真を撮る予定があるなら、紫かゴールドかシルバーを1色入れてください。
やりがちな失敗
この3つが多いです。
- 全部盛り:帽子・耳・首・手・指すべてに付ける。1つ1つは良くても、合わせると散らかる
- 方向のずれ:ゴシックの衣装に、かぼちゃの顔のピアス
- 黒に黒:写真で何も見えない
どれも「足しすぎ」から起きています。迷ったら、足すのではなく外します。
帽子の形で、合う物が変わる
魔女帽子と一口に言っても、形によって顔まわりの余白が違います。
| とんがり帽子(つばが広い) | 顔の横に影が落ちる。暗い色のアクセサリーは沈む。光る物を選ぶ |
|---|---|
| とんがり帽子(つばが狭い) | 耳がよく見える。いちばん自由に選べる |
| 小さい帽子(ヘッドドレス型) | 髪に留めるタイプ。耳元と近いので、大ぶりは干渉する |
| 帽子を使わない | 耳元が主役になる。縦に長い物で魔女らしさを出す |
つばが広い帽子は、屋内では顔の横がかなり暗くなります。写真では、耳元が影に入って見えないことがあります。石か磨いた金属で、光を拾う物を選んでください。
髪の色でも変わる
ウィッグを使う場合、髪の色とアクセサリーの色は隣り合います。
- 黒髪・暗い色:銀、ゴールド、紫が映える。黒いアクセサリーは消える
- 金髪・明るい色:黒、紫が映える。ゴールドは髪に紛れる
- 紫・緑などの派手な色:アクセサリーは黒か銀にする。色を足すと散らかる
髪の色を変える日は、アクセサリーは色を持たない物にするのが安全です。髪がすでに主張しているので、そこに色を足す必要がありません。
ほうきを持つ日の手元
魔女はほうきを持つポーズを撮ることが多い仮装です。両手が体の前に来るので、手元が写ります。
- 指輪:大ぶりの石が成立する。紫やゴールドが合う
- ブレスレット:袖が長い衣装だと隠れる。袖の長さを先に見る
- 黒い手袋+指輪:輪郭が出て、写真で分かりやすくなる
ただし、ほうきを持ち替えるときに緩い指輪は抜けます。サイズが合う物にしてください。
魔女は、翌年も使い回せる
魔女コスは毎年やる人が多い仮装です。1年目に土台を作っておくと、翌年からは足すだけで済みます。
- 黒いチョーカー:どの方向の魔女にも合う。土台になる
- 紫の石を1点:色を担当する
- 月のモチーフ:季節を持たないので、普段も使える
この3つがあれば、翌年は衣装と帽子だけ変えれば成立します。この3点だけは、しまう場所を決めておいてください。探すところから始めると、また買うことになります。
まとめ
- 自分の魔女が王道・かわいい・ゴシックのどれかを先に決める
- 帽子に飾りがあるなら、アクセサリーは控えめに
- 付ける場所は2か所まで。おすすめは耳+首
- モチーフは1種類。月と星だけは例外的に併用できる
- 黒い衣装には、紫・ゴールド・シルバーのどれか1色を入れる
魔女は自由度が高いぶん、決め事を先に作るほどまとまります。決めるのは方向・場所・モチーフ・色の4つだけです。
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