素材の名前は商品ページに書かれていますが、それが実際に何を意味するのかは書かれていません。
ここでは、変色するか、重いか、扱いやすいかという3つの点だけで整理します。肌に合うかどうかの判断はしません。
金属アレルギーの有無や、どの素材が自分に合うかは、体質によって違います。心配がある場合は医療機関にご相談ください。当サイトでは医学的な判断はせず、扱いやすさと見た目の話だけを扱います。素材表示の見方は素材表示の記事にまとめています。
よく見る素材
| ステンレス系 | 変色しにくい。重い。傷が付きにくい |
|---|---|
| チタン系 | 変色しにくい。軽い |
| 真鍮 | 変色する。金色。加工しやすいので手作り向き |
| 銀(シルバー) | 黒ずむ。磨けば戻ることが多い |
| 合金にメッキ | いちばん多い。メッキがはがれると下地が出る |
| 樹脂・アクリル | 非常に軽い。大きい飾りを作れる。傷が付きやすい |
コスプレの小物で圧倒的に多いのは合金にメッキです。安く、色を自由に作れるためです。
メッキは、はがれる
知っておくと迷わなくなるのがこれです。メッキは表面の層なので、必ずいつか薄くなります。
- こすれる場所から先に減る(金具の裏、留め具、指輪の内側)
- 下地の色が出ると、元に戻せない
- 汗と摩擦で早く進む
だから、長く使いたい物にメッキを選ばないという判断ができます。逆に、その日のためだけの色物ならメッキで十分です。
変色する物と、しない物
| 変色しにくい | ステンレス系、チタン系、樹脂。手入れがほぼ要らない |
|---|---|
| 変色する | 真鍮、銀、銅。使うたびに拭く必要がある |
変色すること自体は欠点とは限りません。くすんだ質感が合う衣装もあります。海賊やカウボーイのような系統では、むしろ変色したほうが合います。
逆に、白や淡い色の衣装では変色が目立ちます。変色した物をどう戻すかは手入れの記事で扱っています。
重さの差は、想像より大きい
同じ見た目・同じ大きさでも、素材が違えば何倍も差が出ます。
- 樹脂:いちばん軽い。大ぶりの飾りが作れる
- チタン系・アルミ:軽い金属
- 真鍮・銀:中くらい
- ステンレス系:重い
「大きい飾りが欲しいが、耳が痛くなる」という場面の答えは、樹脂を探すことです。負担のかかり方は重さで選ぶ記事で扱っています。
傷の付き方が違う
- ステンレス系:硬い。傷が付きにくい
- 銀・真鍮:やわらかい。傷は付くが、磨ける
- 樹脂・アクリル:細かい傷で白くくもる。戻らない
- メッキ:傷が付くと下地が見える
樹脂の弱点はここです。軽くて安いが、擦れると曇ります。他の小物と一緒の袋に入れないでください。しまい方はしまい方の記事にあります。
手作りに向く素材
| 向く | 真鍮、アルミ、銅。やわらかいので曲がる |
|---|---|
| 向かない | ステンレス系。硬くて、ヤットコでは曲がらない |
手作りの金具が真鍮色ばかりなのは、加工しやすいからです。硬い素材は道具を選びます。ワイヤーの扱いはワイヤーの記事で説明しています。
色を塗り替えられるか
素材によって、塗り替えが向く物と向かない物があります。
- メッキの物:もともと表面に層があるので、塗り替えやすい
- 樹脂:塗料が乗りにくいことがある
- 変色した真鍮・銀:塗るより、磨くほうが早い
塗り替えの手順と、肌に触れる部分を塗らない理由は塗り替えの記事にまとめています。
迷ったときの決め方
素材の名前を全部覚える必要はありません。使う日から逆算すれば決まります。
- 1日だけ使う色物 → メッキで十分
- 毎年使う、普段にも回す → 変色しにくい物
- 大きい飾りが欲しい → 樹脂
- 自分で加工したい → 真鍮
- 肌に長時間触れる → 素材が明記されている物
5つ目だけは、どの場合でも共通です。表示が無い物を、長時間つける日に使わないと決めておくと迷いません。
表示が無い商品について
コスプレ用の小物には、素材が書かれていない商品が実際にあります。
| 使える | 短時間の撮影、衣装の上に置く飾り、持ち物に付ける物 |
|---|---|
| 避ける | 一日中、肌に直接触れる使い方 |
使い分ければ、表示の無い物も無駄になりません。肌に触れない場所に回すという選択があります。
写真での写り方が違う
素材は、カメラを通したときにも差が出ます。肉眼で見た印象とは別の話です。
| 磨いた金属 | 光を強く返す。白く飛ぶことがある |
|---|---|
| つや消しの金属 | 飛ばない。形がそのまま写る |
| 樹脂・アクリル | 光を返さない。暗い場では沈む |
| 透明な石 | 光の色をそのまま返す。どの照明でも働く |
フラッシュを使う撮影が多いなら、磨いた金属は飛びます。つや消しか、面の小さい物のほうが形が残ります。
光の当たり方で見え方がどう変わるかは、撮影で映える選び方で扱っています。
季節でも、扱いが変わる
- 夏:汗が付く。変色する素材は、その日のうちに拭く
- 冬:金属が冷たい。樹脂なら冷たくない
- 屋外の直射日光:金属は熱を持つ。黒い物ほど熱くなる
冬の屋外イベントで金属を身に着けると、着けた瞬間が冷たくてつらいということが起きます。会場で着ける段取りにすると避けられます。季節ごとの話は冬のイベントの記事と夏のイベントの記事にあります。
まとめ
- コスプレの小物で多いのは合金にメッキ。いつかはがれる
- 変色するのは真鍮・銀・銅。くすみが合う衣装もある
- 同じ見た目でも樹脂なら何倍も軽い
- 樹脂は擦れると白くくもる。他の物と分けてしまう
- 肌に長時間触れる物だけは、素材が明記された物を選ぶ
関連記事
商品の価格・在庫・仕様は変わります。購入の前に販売ページでご確認ください。金属アレルギーが心配な方は素材の表示を確認し、必要に応じて医療機関にご相談ください。詳しくは免責事項をご覧ください。