鬼をはじめとする和の怪異は、頭に角や面があることが多く、そこが主役になります。
ハロウィンに和の要素を持ち込む形としても選ばれますが、洋物の小物をそのまま合わせると崩れます。素材の系統が違うためです。
角がある時点で、耳元は使えない
| 角が耳の上にある | 耳元に着けても角と競合する |
|---|---|
| 角が額にある | 耳元は使えるが、小さい物に限る |
| 面をつける | 顔まわりが全部埋まる。耳元は使わない |
角は、それ自体が大きい飾りです。そこに耳元を足すと、頭のまわりだけ情報が多くなります。
頭に物がある日の考え方は帽子・カチューシャの記事と共通しますが、角は脱げないぶん、一日中その状態が続きます。
合う素材は、洋物と違う
- 金(くすんだ金色):和の金具に近い
- 黒・鉄色:重く、渋い
- 組紐、房:布と紐は、この系統の中心
- 木、石:数珠のような形
逆に、磨いた銀と、透明な石は浮きます。洋物のアクセサリーをそのまま持ってくると、そこだけ別の世界に見えます。
和装の小物全般の考え方は和装の記事にまとめています。鬼も、土台は和装です。
色は3色まで
この系統は色が強いのが特徴です。赤、黒、金。それだけで十分に成立します。
- 赤い鬼:赤が主。金を1点。他の色を足さない
- 青い鬼:青が主。銀か黒を1点
- 黒でまとめる:金か赤を1点。いちばん大人寄り
3番目がハロウィンに寄せやすい形です。黒と金は行事の色でもあるので、和洋のどちらとも衝突しません。
首元は、太く短く
この系統で首元を使うなら、細いチェーンは合いません。
| 合う | 組紐、太い革ひも、木や石の玉を連ねた物 |
|---|---|
| 合わない | 細い金属のチェーン、小さい石の1粒 |
衣装が布で、色が強く、角が大きい。その中で細い金属は、見えないうえに弱く見えます。
手元は数珠か、腕輪
この系統の手元は、玉を連ねた形がいちばん自然に収まります。
- 木の玉:軽い。色を選べる
- 石の玉:重い。数が多いと肩に来る
- 組紐を巻く:金属を使わずに量を作れる
指輪はほとんど合いません。この系統では、手首で作るほうが収まります。手首の物の選び方はブレスレットの記事で扱っています。
面をつける場合
顔に面をつけるなら、顔まわりの小物はすべて要りません。
- 耳元、首元は面と紐で埋まる
- 手元と、衣装の上で作る
- 面をずらして額に上げるなら、そのときだけ顔まわりが空く
3番目を使うと、写真で2つの状態を撮れます。面をつけた状態と、上げた状態。上げたときのために、耳元に小さい物を1つだけ用意しておくという組み方があります。
顔を覆う衣装全般の扱いは被り物の記事にまとめています。
角は、思ったよりぶつかる
実用面で最大の問題がこれです。
- ドア、天井、電車の中で当たる
- 後ろを通る人の顔の高さに来ることがある
- 振り向く動作で、人に当たる
会場の外では外して持つのが確実です。角のある被り物は、獣耳より高く、硬いので、当たったときの影響が大きくなります。頭に出っぱりがある日の注意は獣耳の記事でも扱っています。
ハロウィンとの相性
| 合う | 黒と金でまとめた形。行事の色と重なる |
|---|---|
| 合う | 面や角という「異形」の要素。行事の趣旨と衝突しない |
| 難しい | 洋物のモチーフを足すこと。コウモリやかぼちゃは浮く |
3番目が重要です。この系統にハロウィンの記号を足す必要はありません。異形であること自体が、その場に合っています。
足すとしたら、紫を1点にとどめてください。色なら、和の系統に溶けます。
残せるもの
- 組紐のブレスレット → そのまま普段に回せる
- 木の玉の腕輪 → 通年で使える
- 角、面、房飾り → その日だけ
この系統は衣装と頭の物に費用が集中するので、小物は少なく、簡単な物で足ります。買う順番としては、頭の物を先に決めてから小物を選んでください。
組紐と房は、自分で作れる
この系統に必要な小物は、買うより作るほうが近づきます。売っている物は洋物に寄っていることが多いためです。
- 組紐:手芸店で紐を買って、3本を編むだけ。首元にも手首にも使える
- 房:糸を束ねて、上を結んで、下を切りそろえる
- 玉を通す:木の玉を紐に通して、両端を結ぶ
どれも金具を一切使いません。結ぶだけで完成するので、道具も要りません。
房は、長さをそろえて切るのが唯一のこつです。束ねたまま、まとめて一度に切ってください。1本ずつ切ると必ずずれます。
集合写真での見え方
| 強い | 角があるので、並んだときに背が高く見える |
|---|---|
| 注意 | 後ろに立つと、前の人の頭に角がかぶる |
| 対策 | 端か、いちばん後ろに立つと収まる |
角のある衣装は、集合写真で位置が決まってしまいます。先に立ち位置を決めておくと、その場で迷いません。
並ぶときにそろえるものの考え方はグループでそろえる記事にありますが、この系統では素材の系統をそろえるのがいちばん効きます。全員が布と木でまとまっていれば、色が違っても1枚になります。
まとめ
- 角や面が主役。耳元は使わないか、極小の物だけ
- 合う素材はくすんだ金・黒・組紐・木。磨いた銀は浮く
- 色は3色まで。黒と金がハロウィンに寄せやすい
- 首元は太く短く。細いチェーンは合わない
- 洋物のモチーフを足さない。異形であること自体が行事に合う
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