イヤリングは「痛い」という理由で敬遠されがちですが、痛みのほとんどは、種類の選び方と、締める強さで決まります。
形ごとに、痛くなる場所も、緩む場面も違います。順番に見ていきます。
種類は4つ
| ネジバネ式 | ネジで締め具合を変えられる。いちばん調整がきく |
|---|---|
| クリップ式 | 挟む力が固定されている。着け外しは速いが、強さを変えられない |
| 樹脂・シリコン | 金属が肌に触れない。軽い飾り向き。重い物は落ちる |
| 耳たぶを挟まない形 | イヤーカフのように、耳の縁に引っかける。耳たぶへの負担が無い |
長時間つける日に向くのは、1番目のネジバネ式です。ゆるめに締めておいて、落ちそうなら少し締める、という調整が当日にできます。
痛くなるのは「締めすぎ」より「一点に集中」
痛みの原因は、強さそのものより力のかかる面積です。
- 接する面が小さいほど、同じ力でも痛くなる
- 金属の縁が角ばっていると、そこに食い込む
- 丸いパッドや樹脂のカバーが付いている物は、面が広い
だから、後ろ側のパッドが大きい物を選ぶだけで、体感がかなり変わります。買う前に、耳に当たる側の写真を見てください。
耳に痛み・赤み・かゆみが続く場合は使用をやめ、医療機関にご相談ください。当サイトでは医学的な判断はしません。
締める強さの決め方
ネジバネ式なら、次の順番で合わせます。
- まずゆるゆるの状態から始める
- 軽く頭を振って、落ちる直前まで締める
- そこから半回転だけ足す
やってはいけないのが、最初からきつく締めることです。朝きついと感じた強さは、夕方には耐えられません。
耳たぶの厚みは人によって違い、同じ商品でも合う人と合わない人がいます。厚みを一度測って控えておくと、選ぶときの手がかりになります。測り方はサイズが合わないときの記事にまとめています。
落ちる場面
イヤリングが落ちるのは、決まった場面です。
- 服を脱ぐとき:襟が耳をこする
- 髪をかき上げるとき
- マスクのひもを外すとき
- 電話を耳に当てるとき
いちばん多いのは最後です。端末を耳に当てた瞬間に外れて、そのまま気づかない。この日はイヤホンを使うか、耳から離して話すほうが安全です。
重さとの関係
イヤリングは挟む力だけで支えているので、重い飾りとの相性がよくありません。
| 軽い飾り | 樹脂・クリップ式でも落ちない。締める力も弱くて済む |
|---|---|
| 重い飾り | 強く締めることになる。痛みが早く出る |
| 揺れる飾り | 動くたびに力がかかる。ネジバネ式にする |
重い物をどうしても使いたい日は、耳たぶを挟まない形に替えるという手があります。重さの考え方は重さで選ぶ記事に詳しく書いています。
金具だけ替えられる
気に入ったピアスがあるのに穴が無い、という場合、金具だけイヤリングに替えられます。
- 接続部が丸カンでつながっている → 替えられる
- 飾りと芯が一体になっている → 替えられない
手順は金具を替える記事にまとめています。ヤットコ2本があれば、数分で終わります。
当日に持っていく物
イヤリングを着ける日は、これだけ持っていれば足ります。
- 小さい袋(外したときに入れる)
- 樹脂のカバー(痛くなったときに挟む)
- 絆創膏(当たる場所に貼る)
3つ目は応急処置として役に立ちます。金具と耳の間に1枚入るだけで、痛みが引くことがあります。
穴がある人が、あえてイヤリングにする日
ピアスの穴がある人でも、イヤリングを選んだほうがよい日があります。
- 短時間で何度も着け替える日:撮影で衣装を変えるときなど。穴に何度も通すより速い
- 大きい飾りを使う日:穴に重さが集中しない
- 人に貸す・借りる可能性がある日
- 学校や職場の決まりで、その日だけ外す必要がある日
2つ目が実用的です。大ぶりの飾りを穴で支えると、下側の一点に重さが集まります。耳たぶ全体で挟むイヤリングのほうが、力が散ります。
跡が残るのは、締めすぎの合図
外したあとに、はっきりした跡がしばらく残る場合、締めすぎていると考えて差し支えありません。
- 次に着けるときは、半回転ゆるめる
- それで落ちるなら、飾りが重すぎる
- 飾りを軽い物に替える。締める強さでは解決しない
順番が大事です。「落ちる→締める」を続けると、いつまでも強くなっていきます。落ちるときは、締めるのではなく軽くする。これで止まります。
長い時間つける日は、途中で一度外して、5分だけ休ませるのも有効です。写真を撮り終わったあとの移動時間などに、外しておけます。
しまっている間に、バネは弱る
ネジバネ式もクリップ式も、使わない間に力が変わることがあります。
| 閉じたまま保管 | バネが縮んだまま固まり、次に開いたときに弱くなっている |
|---|---|
| 開いたまま保管 | 負担が少ない。こちらのほうが長持ちする |
1年ぶりに出したイヤリングが落ちるようになっていたら、たいていこれが原因です。しまうときは、開いた状態にしてください。
しまい方そのものは小物のしまい方と同じで、絡ませないことと、湿気を避けることが基本になります。
まとめ
- 長時間の日はネジバネ式。当日に強さを変えられる
- 痛みは強さより面積。パッドの大きい物を選ぶ
- 締めるのは落ちる直前から半回転まで
- 重い飾り・揺れる飾りは、クリップ式と樹脂では支えきれない
- 穴が無くても、ピアスの金具を替えれば使える
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