コスプレの小物は、使っている時間より、しまわれている時間のほうが長い物です。次に着るのが半年後、ということも珍しくありません。
その半年で傷むかどうかは、しまうときの数分で決まります。
その日のうちにやる3つ
- 汗と皮脂を拭く(やわらかい布で。こすらない)
- 完全に乾かす
- 1つずつ分ける
この3つだけで、たいていの劣化は防げます。逆に、この3つを飛ばすと、次に出したときに使えなくなっています。
拭く場所で忘れやすいのは、金具の内側とチェーンの継ぎ目です。ここに汗が残ると、変色はそこから始まります。
絡ませない入れ方
| チェーン類 | 1本ずつ袋か仕切りへ。まとめると必ず絡む |
|---|---|
| ピアス・イヤリング | 左右をペアで1つの袋に。キャッチも同じ袋へ |
| チョーカー | 丸めずに、平らに寝かせる(折り目が付く) |
| 大きい飾り | 他の物とぶつからないように、単独で |
絡んだチェーンをほどく作業は、ほどく途中で切れることがあります。細いチェーンほどそうです。分けて入れるのは、時間の節約ではなく破損の防止です。
置き場所で変わること
- 直射日光:樹脂やレジンが黄ばむ。布やリボンは色が抜ける
- 湿気:金属の変色が早まる
- 高温:接着が緩む。車の中は避ける
窓際、車内、暖房の近くは避けてください。押し入れやクローゼットの、いつもの高さで十分です。
湿気が気になる場所なら、乾燥剤を1つ入れておくと違います。お菓子に入っている物で構いません。
衣装ごとにまとめるか、種類ごとにまとめるか
ここは考え方が分かれます。どちらにも理由があります。
| 衣装ごと | 準備が速い。その箱を開ければ全部そろう。同じキャラを何度もやる人向け |
|---|---|
| 種類ごと | 使い回しやすい。「銀のピアス」を探せる。いろいろなキャラをやる人向け |
おすすめは両方使うことです。そのキャラ専用の飾りは衣装の箱へ、色だけの汎用品(銀・金の一式)は種類ごとの箱へ。専用品と汎用品を分けるだけで、探す時間が大きく減ります。
中身が分かるようにする
半年後の自分は、箱の中身を覚えていません。
- 透明な袋を使う:開けなくても分かる
- 紙を1枚入れる:キャラ名と、使った日を書く
- 箱の外に写真を貼る:当日の写真を印刷して貼ると一目で分かる
2つ目には、そのとき困ったことも書いておいてください。「重くて夕方に外した」「鈴がうるさかった」。次に開けたときに、同じ失敗を繰り返さずに済みます。
手作りした物は、別に扱う
自分で作った物は、市販品より弱い部分があります。
- 接着した部分:高温と湿気で緩む
- 丸カンでつないだ部分:一度開いた輪は、閉じても弱い
- レジン:日光で黄ばむ
次に使う前に、必ず一度引っぱって確かめてください。しまっている間に緩んでいることがあります。直し方は壊れたときの記事にまとめています。
手放すかどうかの見分け方
全部を残す必要はありません。次の物は、次回も使いません。
- 痛かった物:体は変わらないので、次も痛い
- 写真に写っていなかった物:小さすぎるか、隠れている
- 変色して戻らない物
- そのキャラをもうやらないと決めている物
逆に、着けていることを忘れていた物は残してください。存在を意識せずに一日過ごせた、という結果そのものが性能です。そういう物ほど、次も使えます。
次のイベントの前にやること
しまうときだけでなく、出すときにも数分かけます。
- 金具を引っぱって、緩んでいないか確かめる
- 変色していないか見る(とくに肌に触れる部分)
- 数時間つけて、痛くならないか試す
3つ目は、久しぶりに使う物ほど大事です。前回は平気でも、今回も平気とは限りません。当日に外すことになると、代わりがありません。
湿気の多い場所を避ける
しまい方より前に、どこに置くかで傷み方が変わります。
| 避ける | 洗面所、浴室の近く、窓際、閉め切った押し入れの床 |
|---|---|
| 向く | 居室のたんすや引き出し。人がいる部屋のほうが湿気がこもらない |
金属の変色は、空気と湿気で進みます。密閉できる袋に入れて、湿気の少ない場所に置く。この2つで、ほとんど止まります。
衣装と同じ箱に入れる人が多いのですが、布は湿気を持ちます。小物だけは分けてください。手入れの仕方は変色した小物を手入れする記事にあります。
遠征に持っていくときの詰め方
家でのしまい方と、移動のときの詰め方は別物です。動く前提で詰め直します。
- 1組ずつ小さい袋に分ける。まとめて入れると、揺れて絡む
- 硬い箱に入れる。やわらかいポーチだと、荷物の下でつぶれる
- 予備の部品を別の袋に。本体と一緒にすると、両方まとめて無くす
3つ目が効きます。予備は、本体と違う場所に入れておく。バッグごと預けたときに、手元に何も残らない状況を避けられます。
まとめ
- その日のうちに拭いて、乾かして、分ける
- チェーンは1本ずつ。まとめると切れる
- 日光・湿気・高温を避ける。車内に置かない
- 専用品は衣装の箱、汎用品は種類ごとの箱
- 紙を1枚入れて、困ったことを書いておく
- 次に使う前に引っぱって確かめる
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