男装では、アクセサリーの考え方が反転します。足すのではなく、外すことで似合います。
華やかにするほど、女性らしさが戻ってきてしまうためです。ここを理解すると、選ぶ物が絞れます。
顔まわりを軽くする
顔の横で揺れる物、光る物は、視線を顔に集めます。男装では、これが逆に働きます。
- 揺れる物は使わない。動きが柔らかく見える
- 耳たぶに密着する小さい物か、付けない
- 片耳だけにする。左右対称は柔らかい印象になる
3つ目は効果が大きい方法です。片方だけに付けると、それだけで印象が硬くなります。キャラクターの設定に合えば、これだけで足ります。
形は、直線と角
| 合う | 直線/四角/太いリング/板状の物/十字や鎖のような硬い形 |
|---|---|
| 合いにくい | 丸い粒/花/リボン/揺れる曲線/小さくきらめく石 |
丸みは柔らかさに直結します。同じ大きさ、同じ色でも、四角なら硬く、丸なら柔らかく見えます。
石を使いたい場合は、丸くカットされた物より、角のある形を選んでください。黒や濃い色なら、なお硬くなります。
色は減らす
- 銀・黒:いちばん外さない
- ゴールド:使えるが、量を減らす。細い物にする
- 色石:1点まで。複数使うと華やかになる
男装では、色の数がそのまま柔らかさになります。迷ったら銀か黒の1色だけにしてください。
首元と手元のほうが効く
顔まわりを軽くするぶん、見せ場は下に移ります。
- 太めのチェーン:首元。細いチェーンは華奢に見える
- 革やベルト状の物:硬さが出る
- 指輪:太めの物を1つ。手が大きく見える
- 腕時計・バングル:袖口から見える位置に
指輪は男装と相性がいい小物です。手は表情のある部分なので、ポーズを取るときに効きます。ただし、細い指輪は逆効果です。
キャラクターの設定を優先する
ここまでは一般論です。キャラクターが華やかな装飾を身につけているなら、それが正解です。
- 王子・貴族系 → 装飾が多くて当然。減らすと別人になる
- 現代の学生・社会人 → ほぼ何も付けない
- 戦う設定 → 実用的な物だけ(革、金具、鎖)
「男装だから減らす」ではなく、「そのキャラが何を着けているか」が先です。減らす話が効くのは、原作で指定が無いときです。
ウィッグと眼鏡が加わる場合
男装ではショートのウィッグを使うことが多く、耳が出やすくなります。
- 耳が出るので、付けるなら小さくても見える
- 眼鏡をかけるキャラなら、つるが耳の上を通る
- この2つが重なると、耳元は窮屈になる
眼鏡との干渉は眼鏡をかけるキャラの記事に、ウィッグとの関係はウィッグの記事にまとめています。
体格や骨格を気にしすぎない
男装で悩む人が多い点ですが、アクセサリーで体格は変わりません。
できるのは、視線の集まる場所を変えることだけです。
- 肩から上に視線を集めたくないなら、耳元を空けて手元に置く
- 首を目立たせたくないなら、チョーカーではなく長めのチェーン
- 縦の線を作ると、全体が引き締まって見える
3つ目が使えます。首から胸元にかけて縦に伸びる物は、横幅の印象を弱めます。
肩と首の見え方
男装で首元を作るとき、鎖骨が見えるかどうかで選ぶ物が変わります。
| 詰まった襟(学生服・軍服) | 首元は使えない。手元と耳元だけ |
|---|---|
| シャツの第一ボタンを開ける | 鎖骨が少し見える。短めのチェーンが1本入る |
| 大きく開いた衣装 | 面積があるので、存在感のある物が置ける |
開いた衣装では、細いチェーンは頼りなく見えます。幅か長さのどちらかを大きくして、空いた面積に見合う物を選んでください。
ネクタイ・ベルト・手袋という小物
男装では、アクセサリーより装備品のほうが効きます。
- ネクタイピン・タイバー:胸元に横の線を作る。地味だが効く
- ベルトのバックル:腰の位置を示す。金属の色をそろえる対象
- 手袋:手の形を隠す。指輪は使えなくなる
これらはアクセサリーとして数えられませんが、金属の色は他とそろえる必要があります。バックルが銀なのに耳元が金だと、写真で気づかれます。
髪を短くしたときの耳
ショートのウィッグでは耳が出ます。地毛のときより耳が目立つ状態です。
- 付けるなら小さくても十分に見える
- 付けないなら、何も無いことがはっきり分かる
- 穴が開いている場合、穴そのものが見えます
3つ目を気にする人もいます。キャラクターにピアスの設定が無いなら、肌に近い色の小さい物で埋めるという方法があります。透明の樹脂の物なら、ほとんど目立ちません。
ポーズを決めてから選ぶ
男装は、ポーズが決まっていることが多い撮り方をします。そのポーズで何が写るかを先に考えてください。
- 腕を組む → 手首と指が写る。時計とバングルが効く
- ポケットに手を入れる → 手元は写らない。耳元と首元へ
- 顔の横に手を上げる → 手と耳が同時に写る。両方の色をそろえる
- 座って肘をつく → 手元が顔の近くに来る。指輪が主役になる
4つ目のポーズを取るなら、指輪に予算をかける価値があります。顔と一緒に写る位置に来るためです。
まとめ
- 男装は足すより外す
- 顔まわりは軽く。揺れる物を使わない
- 形は直線と角。丸みは柔らかく見える
- 色は銀か黒の1色まで
- 見せ場は首元と手元。太めの物を選ぶ
- キャラの設定が最優先。華やかな設定なら華やかに
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