コスプレ全般

金具の色を塗り替える|肌に触れる部分は塗らない

形は合っているのに、色が違う。金具の色さえ変えられれば使えるのに、という場面はよくあります。

塗り替えという方法はありますが、できることと、やらないほうがいいことがはっきり分かれます。

先に、やらないほうがいい場所

肌に直接触れる部分(ピアスの芯、キャッチ、イヤリングの金具の内側、指輪の内側)を塗るのは、当サイトでは推奨しません。塗料がはがれて肌に触れる可能性があり、その影響を確かめる手段がないためです。肌に触れる部分の色を変えたい場合は、その色の金具に交換してください。金属アレルギーが心配な方は、なおさら塗装ではなく交換を選んでください。

つまり、塗ってよいのは飾りの部分だけです。肌に触れない場所に限ります。

交換できるなら、交換が先

塗る前に、交換で済まないかを確かめてください。

  • 飾りと金具が丸カンでつながっているなら、金具を替えるだけ
  • 金具は金・銀・黒などが売られている
  • 交換のほうが速く、はがれない

交換の仕方は金具を替える記事を見てください。塗装は、交換できないときの手段です。

塗る前の準備

金属やプラスチックは、そのままでは塗料が乗りません。

  1. 汚れと油分を落とす(手の脂が付いていると、そこだけはがれる)
  2. 下地を塗る(プライマー。金属用の表示がある物)
  3. 薄く重ねる(1回で厚く塗らない
  4. 完全に乾かす

2つ目を飛ばすと、乾いた後に爪で引っかいただけではがれます。下地の有無が、いちばん結果を分けます。

薄く、何回も

厚く塗ると、次の問題が起きます。

  • 細かい模様が埋まる:彫りのある飾りは、形が消える
  • 乾くのに時間がかかる
  • 垂れる。跡が残る

1回で色が乗らなくて構いません。薄く塗って乾かす、を3回のほうが、厚く1回よりきれいで丈夫です。

上から保護する

塗っただけでは、こすれてはがれます。

  • クリアの仕上げ剤を上から薄く塗る
  • つや有りとつや消しで、印象が変わる
  • つや消しにすると、金属らしさが減る

ファンタジー系で「使い込んだ金属」にしたいなら、つや消しが合います。ファンタジー衣装の記事で触れたとおり、新品の輝きが不利になる場面もあります。

色を変えずに印象を変える方法

塗装以外にも手はあります。

布やリボンを巻く 金具を隠す。塗料を使わない
上から別のパーツを重ねる 気になる部分を覆う
そもそも見えない位置にする 髪や衣装で隠れる位置に回す

3つ目が現実的なことがあります。写真に写らない位置なら、色が違っていても問題になりません。

やり直しがきかない

塗装は、元に戻せません。

  • 塗料を落とす作業は、素材を傷めることがある
  • 高価な物、思い入れのある物では試さない
  • 安い物で1度練習してから、本命に取りかかる

2つ目は守ってください。「失敗しても構わない物」で先に試すのが、この作業の基本です。

当日に持っていく物

塗った物を使う日は、はがれることを想定します。

  • はがれた部分は、その場では直せません
  • 目立たない位置に回すか、外す
  • 予備を1つ持っていく

塗装は擦れに弱いので、ぶつかりやすい場所に使わないことも含めて考えてください。

金属以外を塗る場合

樹脂やプラスチックの飾りも、色を変えられます。ただし注意が変わります。

樹脂・プラスチック 下地が無いとはじく。専用の下地を使う
塗料を吸う。色が濃く出る
布・革 硬くなることがある。専用の塗料を使う

素材ごとに使える塗料が違います。「金属用」と書かれた物を樹脂に使うと、はがれます。商品の対応素材の表示を見てください。

色を暗くするのは簡単、明るくするのは難しい

塗り替えには方向による難易度があります。

  • 金 → 黒・銀:暗くする。比較的やりやすい
  • 黒 → 金:明るくする。下地の色が透ける。何度も重ねる必要がある
  • 同系色で調整:いちばん簡単

明るくしたい場合は、白い下地を先に塗ってから色を乗せます。工程が1つ増えるので、時間に余裕があるときにしてください。

作業する場所と、換気

塗料を使う作業は、場所を決めてから始めてください。途中で移動できません。

  1. 換気する。窓を開けるか、換気扇を回す
  2. 新聞紙か、いらない紙を広い範囲に敷く
  3. 乾かす場所を先に作る。塗ったあとに置く所が無いと、触ってしまう

3つ目が抜けがちです。塗り終わってから乾かす場所を探すと、その間に指紋が付きます。紙コップに割りばしを渡すだけでも、置き場所になります。

塗料は製品ごとに使い方と注意事項が違います。必ず商品の表示にしたがってください。換気や保護具について指示がある場合は、そちらが優先です。

塗った物は、人に譲らない

自分で色を変えた物は、手放すときに扱いが変わります。

  • 肌に触れる部分の素材が、元と変わっている可能性がある
  • 買った人は、塗ってあることを知らない
  • 塗膜は、使ううちにはがれる

売ったり譲ったりするなら、塗り替えてあることを必ず伝えてください。伝えられないなら、手元で使い切るほうが安全です。

逆に、買った中古品が塗り替えられていることもあります。見分け方は中古で買うときの注意にまとめています。

まとめ

  1. 肌に触れる部分は塗らない。交換する
  2. 丸カンでつながっているなら、交換のほうが速い
  3. 下地を塗る。飛ばすとすぐはがれる
  4. 薄く3回。厚く1回は、模様が埋まる
  5. 上からクリアで保護する
  6. 安い物で練習してから本命に取りかかる

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塗料・下地・仕上げ剤は、必ず商品の説明にしたがって使用してください。換気を行い、皮膚や目に付かないようにしてください。当サイトでは作業中の事故や、作った物の破損について責任を負いません。詳しくは免責事項をご覧ください。

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