制服、軍服、ローブ、着ぐるみ。肌がほとんど出ない衣装では、アクセサリーの置き場所がありません。
首は襟で覆われ、手は袖の中、耳は髪や帽子の下。それでも見せる方法はあります。
まず、使える場所を数える
衣装を着た状態で、肌や布が見えている場所を数えてください。
| 顔まわり | 髪型と帽子による。ここが唯一残ることが多い |
|---|---|
| 手首 | 袖の長さ次第。数センチ出ていれば使える |
| 胸元 | 襟が開いていれば。ブローチや徽章の位置 |
| 腰 | ベルトの位置。下げる物が置ける |
ほとんどの衣装で、2か所は残っています。全部が塞がっていることは、実際にはあまりありません。
衣装の「上」に置く
肌に着けられないなら、衣装の上に着けるという方法があります。
- ブローチ・ピンバッジ:胸元、襟、肩に留める
- チェーンを衣装の外に回す:肩から胸に渡す形
- ベルトに下げる:小物入れ、鍵、装飾
- 帽子やフードに付ける:羽根、ピン、留め具
2つ目は、軍服やファンタジー系で使われる形です。肌に触れないので、金属アレルギーの心配がある方にも向きます。
留め方に注意する
衣装に直接留めると、生地が傷むことがあります。
- 厚い生地:ピンで留めても目立たない
- 薄い生地・光沢のある生地:穴が残る。跡が消えない
- ニット・編み地:糸が引き出される
薄い生地に留めるなら、裏に当て布をするか、マグネット式の留め具を使ってください。1度の穴が、その衣装を使うたびに気になります。
手首だけで作る
袖から数センチ出ているだけでも、そこは使えます。
| 腕時計 | 設定を選ばない。現代ものなら最も自然 |
|---|---|
| 細いブレスレット | 袖に隠れやすい。やや太めを選ぶ |
| 革のバンド | ファンタジー・軍服系に合う |
手首はポーズで見える量が変わります。腕を上げれば袖が下がり、大きく見えます。撮影のときに袖を少し引き上げるだけで、存在が伝わります。
顔まわりを最大限に使う
肌が出ない衣装では、顔だけが必ず見えている場所です。ここに集中させます。
- 髪飾り:帽子が無いなら最優先
- 耳元:髪型で出るなら使う
- 眼鏡・アイパッチなど:設定にあれば、それ自体が飾りになる
顔まわりに何も置けない衣装(フルフェイスの被り物など)では、アクセサリーは諦めて、シルエットと小道具で見せます。
色を布で足す
金属を使わずに色を足す方法もあります。
- スカーフ・リボン:首元、手首、腰に結ぶ
- 組みひも・ロープ:ファンタジー・和装に合う
- ワッペン・刺繍:衣装に縫い付ける
布の飾りは、肌に触れず、衣装も傷めず、軽いという利点があります。露出の少ない衣装とは相性がよい方法です。
写真で「何も無い」に見えないために
肌の出ない衣装は、写真でのっぺりして見えることがあります。原因は明暗の差が少ないためです。
- 明るい点を1つ作る(金属、白い布、光る石)
- 暗い線を1本作る(黒いベルト、濃い色のひも)
- 質感の違う素材を混ぜる(革と布、金属と布)
3つ目が効きます。同じ布ばかりだと、写真では1つの塊に見えます。質感の違う物を1つ混ぜるだけで、立体感が出ます。
暑さへの備え
露出の少ない衣装は、体温がこもります。
- 汗をかくので、金属が濡れた状態が続く
- 衣装の上に着けた物は、汗を吸った布に触れる
- 外して休憩する場所を決めておく
夏のイベントでは、この点が大きくなります。肌に直接触れる物を減らすという意味でも、衣装の上に着ける方法は理にかなっています。
被り物・着ぐるみの場合
頭全体を覆う衣装では、顔まわりが完全に使えません。アクセサリーという考え方から離れる必要があります。
- 見せ場は全身のシルエット:立ち方とポーズで作る
- 手に持つ物:唯一、細かい情報を足せる場所
- 足元:靴や足回りの飾りが、意外と写る
この場合、写真は引きで撮ることになります。小さい物は最初から写りません。持ち物と、体の輪郭で見せてください。
脱ぎ着の回数を減らす
露出の少ない衣装は、着るのに時間がかかります。途中で脱ぐ前提にしないほうが楽です。
- 着る前に、必要な物をすべて身につける
- 衣装の上に着ける物は、着てから
- 休憩時に外すのは、顔まわりだけにする
手首や胸元の飾りを外すには、衣装を部分的に脱ぐことになります。一度着たら、その日はそのままという前提で選んでください。
厚い生地には、留め具が効かない
衣装の上に置くとき、生地の厚みで使える留め具が変わります。
| 薄い生地 | ブローチのピンが通る。ただし穴が残ることがある |
|---|---|
| 厚い生地・重ね着 | ピンが届かない。クリップ式か、紐で結ぶ形にする |
| 伸びる生地 | 留めた所だけ引っぱられて形が崩れる。面で留める |
3つ目が見落とされます。伸びる生地に重い物を1点で留めると、そこだけ下に垂れます。幅のある土台に付けてから、衣装に留めてください。
季節を問わないという利点
肌の出ない衣装は、寒い時期と暑い時期のどちらでも着られます。アクセサリーの選び方も、季節に振り回されません。
- 冬:上着を着ても、もともと衣装の上に置いてあるので隠れにくい
- 夏:肌に金属が直接触れないので、汗の影響を受けにくい
- 屋内外の行き来:着脱するものが少ない
肌に触れる面が少ないぶん、素材の選択肢も広くなります。長時間つける日には、これが効きます。
まとめ
- まず見えている場所を数える。たいてい2か所は残っている
- 肌に着けられないなら衣装の上に着ける
- 薄い生地は穴が残る。当て布かマグネットを
- 手首は数センチ出ていれば使える
- 質感の違う素材を1つ混ぜると、写真で立体感が出る
- 体温がこもる。肌に触れる物を減らす
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