手首は、体の中でいちばんよく動く場所です。ここに着ける物だけは、見た目より先に動きを考えることになります。
指輪やピアスと違い、ぶつける・こする・引っかけるが日常的に起きます。
形は3つに分かれる
| チェーン・紐 | 手首に沿って動く。留め具が要る。着け外しに片手では足りない |
|---|---|
| 輪(バングル) | 留め具が無い。片手で着けられる。抜け落ちることがある |
| 幅の広い革・布 | 動かない。いちばん実用的。衣装を選ぶ |
一人で参加する日や、着け外しが多い日は2番目が向きます。留め具を片手で留めるのは、思った以上に難しい作業です。
大きさの決め方
手首まわりを測って、そこから決めます。
- 手首のいちばん細い所を測る
- チェーンなら、そこに1〜2センチ足す
- 輪なら、手の甲のいちばん広い所を通るかを見る
3つ目が重要です。手首に合っていても、手が通らなければ着けられません。輪の形は、手首ではなく手の大きさで決まります。
ゆるいと、必ず落とす
ブレスレットは、落としても音がしません。布や絨毯の上なら、まったく気づけません。
- 手を下ろすと、自分の視界から消える
- 袖の中に入ると、外れても気づかない
- 荷物を持ち上げた拍子に抜ける
だから、指2本が入るより緩い物は使わないと決めておくと安全です。長さは丸カンで詰められます。方法はサイズの記事にあります。
袖との関係で、見えるかどうかが決まる
| 半袖・ノースリーブ | 全部見える。大きさを自由に選べる |
|---|---|
| ぴったりした長袖 | 袖の上に着けることになる。布を傷めやすい |
| 広がった袖 | ほとんど見えない。着けても写らない |
3番目の衣装なら、手首はあきらめて指輪か耳元に回すほうが確実です。見えない場所に置いても、写真には残りません。
利き手か、その反対か
どちらに着けるかで、当日の負担が変わります。
- 利き手:よく動くので、ぶつける。文字を書くときに机に当たる
- 反対の手:こちらが基本。傷が付きにくい
- 両手 → 量が多くなる。片方は細い物にする
撮影で見せたい側が決まっているなら、そちらを優先してかまいません。ただし、小道具を持つ手には着けないほうが失敗しません。
金属は、机と床に当たる
手首の物は、硬い面にいちばん当たる小物です。
- 机に手を置いたとき
- 手をついて座るとき
- 荷物を床に置くとき
金属のバングルは、この3つで確実に傷が付きます。気に入っている物を、動きの多い日に着けないでください。
逆に、革や布の物なら傷を気にせず使えます。丈夫さで選ぶなら、金属より革です。
音が出る
複数のブレスレットを重ねると、動くたびに音が出ます。
- 静かな会場、屋内の催しでは目立つ
- 動画を撮るときに、音が入る
- 食事の席でも響く
重ねるなら、間に革か布の物を1本挟むと音が減ります。金属だけを重ねると、必ず鳴ります。
重ねるときの組み方
| そろえる | 同じ太さ・同じ色。整って見える |
|---|---|
| 差をつける | 太い物を1本、細い物を2本。こちらのほうがまとまる |
| 混ぜる | 太さも色もばらばら。難しい |
迷ったら2番目です。主役を1本決めて、残りを細くする。耳元の考え方と同じで、同じ強さの物を並べると散らかります。
時計と並べる場合
腕時計を着ける衣装なら、時計が主役です。
- 時計と同じ手に着けるなら、細い物を1本まで
- 反対の手に回すのがいちばん簡単
- 金属の色は、時計のベルトと金具に合わせる
時計は面積が大きいので、色の基準になります。ここを無視すると、手元だけ色がそろっていない状態になります。
普段に残せるもの
- 細いチェーン → そのまま日常で使える
- 革のバンド → 通年で使える。傷も味になる
- 大きい飾りの付いた物、キャラクターの記号が入った物 → その日だけ
手首は、耳や首より人目に触れにくい場所です。そのぶん、少し個性の強い物でも日常に持ち越せます。線引きは普段使いに回す記事にまとめています。
手作りするなら、ここから始める
手首の物は、手作りでいちばん作りやすい部類です。理由は3つあります。
- 長さの許容範囲が広い。指輪のように号数が要らない
- 紐や革を切って、端に金具を付けるだけで形になる
- 失敗しても、長さを詰めれば使える
作り方はチョーカーを手作りする記事とほぼ同じで、長さを短くするだけです。留め具も同じ物が使えます。
編む形にするなら、ワイヤーの記事で扱っている「ひねる」だけでも作れます。1本の材料で、チョーカーと腕輪の両方を作れるのは、この2か所が近い場所だからです。
人と、物にぶつかる
手首は体の外側にあるので、混雑した場所では真っ先に当たります。
- 電車のつり革、ドア、改札
- すれ違う人の腕や荷物
- 会場の机、椅子の背もたれ
とがった飾りや、外側に出っぱった石が付いた物は、人の服を引っかけます。混雑する日は、外側が平らな物にしてください。
移動中だけ外して、会場で着けるという使い分けもできます。片手で着けられる輪の形なら、この切り替えが速く済みます。
まとめ
- 手首はいちばん動く場所。見た目より先に動きで選ぶ
- 輪の形は手の甲を通るかで決まる
- 指2本より緩い物は落とす
- 着けるのは利き手ではないほう
- 重ねるなら主役を1本。金属だけを重ねると音が出る
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