アイドル衣装は、動くことを前提に作られた衣装です。ステージで手を上げ、回り、跳ねる。その動きが小物の選び方を決めます。
見た目で選んで、動いた瞬間に落ちるというのが、この系統でいちばん多い失敗です。
落ちる物は、最初から使わない
| 落ちる | イヤーカフ、マグネット式、差し込み式のフープ、クリップ式のイヤリング |
|---|---|
| 落ちにくい | ネジバネ式、キャッチ付き、ピンで留めた髪飾り |
「普段は落ちない」は基準になりません。腕を上げ、頭を振る動きが入ると条件が変わります。
どの留め方がどれだけ持つかは、イヤリングの記事で比べています。この系統では、強さを調整できる形を選んでください。
光る素材が働く場面
この系統は、光を反射する素材が本来の力を発揮する数少ない衣装です。
- 照明が当たる場面が多い
- 動くので、光の角度が変わり続ける
- 遠くから見られることがある
ただし、光る点を増やしすぎないのは他と同じです。衣装自体に光る装飾があるなら、小物は無地でかまいません。
遠くから見えるかどうかで決まる
| 近くで見せる | 細かい作り、小さい石。寄りの写真で効く |
|---|---|
| 遠くから見せる | 大きさと明るさ。細かさは伝わらない |
どちらを取るかを先に決めてください。両方を満たす物はありません。細かい作りの物を遠くから見せても、ただの点にしか見えません。
髪飾りは、ピンを足す
この系統は髪飾りが大きくなりがちで、動くと必ずずれます。
- 飾りの土台だけに頼らない
- 内側からヘアピンを2本、交差させて留める
- 大きい飾りなら、3か所で留める
付ける前に、頭を軽く振って確かめてください。その場で落ちる物は、本番でも落ちます。土台の選び方は、リボンで髪飾りを作る記事で扱っています。
手元は、いちばん見られる
この系統では、手の動きが振り付けの一部になります。手元の小物が、他の衣装より写る回数が多くなります。
- 指輪:1〜2個。石が高く出ている物は引っかかる
- ブレスレット:緩い物は飛ぶ。手首に密着する形にする
- 手袋がある衣装 → 手元はあきらめる
腕を大きく振る動きがあるなら、ブレスレットは着けないという判断もあります。抜けたときに、周りの人に当たります。
汗をかく前提で選ぶ
動く衣装なので、汗が金属に付きます。
| その日のうちに | やわらかい布で拭く。金具の裏と、留め具の合わせ目も |
|---|---|
| やらないと | 変色が進む。次に出したときに気づく |
汗をかいた日に何が起きるかは夏のイベントの記事、変色してからの直し方は手入れの記事で扱っています。拭くだけで、ほとんど防げます。
複数人で並ぶ
この系統は並ぶ前提なので、そろえ方が重要になります。
- 金属の色を全員そろえる
- 耳元の位置と高さをそろえる
- 色は各自のキャラクターカラーでよい
2つ目は写真で効きます。並んだときに、光る点の高さがそろっていると整って見えます。形が違っても構いません。
衣装の色数が多い場合
この系統は、1つの衣装に色が4つ以上入っていることがあります。そこに小物で色を足すと崩れます。
- 色が多い衣装 → 小物は無地・透明・金属色だけ
- 色が2つまでの衣装 → 1色だけ足せる
- 白基調 → 金属の色がそのまま印象になる
迷ったら、透明か、金属の色だけにしてください。衣装が持っていない色を持ち込むのが、いちばん危険な足し方です。
安全に配慮する
動きの大きい衣装では、小物が人に当たる可能性を考えておく必要があります。
- とがった飾りは使わない
- 長く垂れる物は、腕を振ると振り回すことになる
- 外れた部品が床に落ちると、踏んで滑る
3つ目は自分だけの問題ではありません。小さい部品が外れやすい物は、動く場に持ち込まないと決めておくほうが安全です。
ステージ照明の下で色が変わる
色の付いた照明が当たる場では、選んだときの色は当てになりません。
| 青い照明 | 赤い石が黒く沈む |
|---|---|
| 赤い照明 | 青と緑が灰色に見える |
| 白い強い光 | 淡い色が白く飛ぶ |
色が当てにならない場では、形と大きさで見せることになります。色石より、輪郭のはっきりした金属のほうが安定します。
透明な石は例外で、どの色の光でもその色に光ります。照明が読めない日には、これがいちばん確実です。
ハロウィンに寄せる場合
この系統をハロウィンに持っていくなら、衣装を替えずに色だけ替えるのが早い方法です。
- 髪飾りを黒と紫にする:面積が大きいので、これだけで変わる
- 手元に小さいコウモリか月を1つ
- 光る素材を、金からくすんだ金に:一段落ち着く
3つ目は見落とされがちです。明るい照明を前提にした素材は、ハロウィンの暗い場では強すぎます。質感を一段落とすだけで、その場に合うようになります。
まとめ
- 動く前提。落ちる形は最初から使わない
- 近くで見せるか、遠くから見せるかを先に決める
- 髪飾りはピンを交差させて追加で留める
- 手元がよく写る。密着する形にする
- 衣装の色数が多いなら、小物は無地か金属色だけ
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